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ドル上昇、FRB議長が年内利上げ示唆=NY外為市場

2015.07.16

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 15日のニューヨーク外為市場ではドルが上昇した。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が下院金融委員会での証言で年内の利上げが適切と予想すると述べ、早ければ9月にも利上げが行われるとの観測が強まった。
議長は、労働市場は着実に改善する見込みで、不安定な海外景気も米経済の成長軌道に影響を及ぼすことはないだろうとの認識を示した。
ドイツ銀行(ニューヨーク)のFX戦略部門のグローバル責任者、アラン・ラスキン氏は「(議長証言での)メッセージに(いつもの発言から)外れているものは何もなかった」と指摘した。
ドルは、イエレンFRB議長が半期に1度行う議会証言の原稿の内容が明らかになると、それまでの横ばいの動きから上昇に転じた。
また6月の米卸売物価指数が前月比で0.4%上昇し、5月の0.5%上昇と合わせて2カ月連続のプラスとなったことも米利上げ観測の支えとなり、ドルの上昇要因になった。
終盤の取引でドル/円JPY=は0.30%高の123.69円。ユーロ/ドルEUR=は0.55%安の1.0948ドルとなっている。
三菱東京UFJ銀行のグローバル市場調査部門の欧州責任者、デレク・ハルペニー氏によれば、ギリシャのユーロ圏離脱リスクが低下するのに伴って、市場の関心は金融政策に移りつつある。
その他通貨ではカナダドルが売られた。カナダ中銀(中央銀行)は15日、今年2回目となる政策金利の引き下げに踏み切り、米ドル/カナダドルは1.5%以上急伸した。
また豪ドルやニュージーランドドルも下落。ドルはこれらコモディティー通貨の下落にも支えられ、ドルの主要6通貨に対するドル指数.DXYは直近で0.52%高となっている。
ドル/円 終値 123.79/80
始値 123.43/47
前営業日終値 123.39/41
ユーロ/ドル 終値 1.0947/52
始値 1.1005/08
前営業日終値 1.1009/14

 

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